製材品紹介

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宇都宮大学×田村材木店×森林認証=??? 正解はこちら

構造材|天然乾燥材

ハイブリッド乾燥は長期間在庫を抱える事による製材工場の負担というデメリットを除けば、製品自体に大きなデメリットを持たない非常に優れた乾燥方法です。

田村材木店の通常品(構造材)は天然乾燥の初期段階に人工乾燥を組み合わせたハイブリッド乾燥を採用しています。

ハイブリッド乾燥は人工と天然を組み合わせた乾燥方法の為、天然乾燥と同様に長期間にわたり在庫を抱えなくてはなりません。製造側にとっては資金繰りはもちろん、大規模な用地の確保など負担が大きくなる乾燥方法であることから、製造する工場が極めて少ないので、一般市場にはほとんど出回らないのが現状です。

当社では天然乾燥施設(敷地面積約600坪)を備え、長期間ストックできる環境を設備することで、安定的にハイブリッド乾燥材・天然乾燥材を提供することが出来ます。

ハイブリッド乾燥材規格在庫一覧(抜粋)

樹種 等級 乾燥方法 寸法(mm) 形状
杉・桧
(すぎ・ひのき)
特等(背割無) ハイブリッド乾燥 6000×120×120 角材
6000×105×105
4000×120×120
4000×105×105
3000×120×120
3000×105×105

(すぎ)
特等 ハイブリッド乾燥 5000×120(105)×150〜330 平角
4000×120(105)×150〜330
3000×120(105)×150〜330

ハイブリッド乾燥材とは?

粘り強さと寸法安定性が必要とされる木造トラス工法で建設した弊社の天然乾燥施設は日光産杉のハイブリッド乾燥材を採用いたしました。
どうぞ見学にお越しください。

ハイブリッド乾燥の原理は意外と単純で、蒸煮からドライングセット(表面硬化)がかかるまでの期間(約1日程度)のみ高温乾燥と同じ工程で行い、その後は乾燥機から出して天然乾燥と同様に自然に乾燥を行う方法です。この工程を行う事で高温乾燥と同様に背割を入れずとも表面の大きな割れを極端に減らす事が出来、寸法安定性も高くなります。勿論蒸気式の高温乾燥機が導入されている製材工場であれば全国どこでも造る事は可能です。

この乾燥方法は以前より各地で少量生産されていましたが、その当時は「表面セット乾燥」「複合乾燥」などと呼ばれており、それこそ無名の乾燥方法でした。その後2000年代に入り大分県林産試験場で本格的な試験と共に県職員による広報宣伝によって、大分方式乾燥という名称で全国的にその名が広まる事になります。実際には木の生長量と生産量から大型生産工場が多く点在する大分県では高温乾燥材が主流であり、大分の名前をとった乾燥法であっても同県内で一般的に流通しているとは言えない現状になっているようです。

しかし、この乾燥方法は長期間在庫を抱える事による製材工場の負担というデメリットを除けば、製品自体に大きなデメリットを持たない非常に優れた乾燥方法といえます。

ハイブリッド乾燥は現代建築に最も適した感想方法です。

当社ではハイブリッド乾燥を一般流通させるに際し、杉105角材及び120角材合計567本(3m材換算・平成23年度時点)の乾燥実験及び切断面による目視確認等を行ってきました。現在でも微妙な乾燥スケジュール調整を行いながら改良を重ねておりますが、一般流通している高温乾燥材と比べ、色艶と香りは天然乾燥材のそれと同様で、人工乾燥後の構造上欠点となる内部割れはなく、今まで大工職人さんから敬遠されてきた手刻み(手加工)も天然乾燥と同等に加工できるうえ、高温乾燥と同等の割れ・変形・収縮を最少に抑える効果を持っている事など、トータル面に於いて非常に優れた乾燥方法です。
現時点で寸法変化が少なく色艶香も天然に近くて現代建築に適した乾燥方法はこの方法が最良と考えられることから、当社ではこれを標準乾燥として在庫しております。

また、栃木県林業センターでは2011年度の研究課題「人工乾燥と天然乾燥の複合乾燥法」として実証実験の膨大なバックデータを取得しています。田村材木店では自社の実証実験に加え、こうした栃木県の検証データを含めハイブリッド乾燥材の安心を提供しています。

割れが少ない

30cmに切断して内部損傷(内部割れ)及び表面割れ程度を確認。
双方とも著しく目につくものはない。

天然の色・艶・香

表面を削り取ると色艶及び香りは天然と同等、高温乾燥の色艶とは大きく違う。

優れた加工性

加工のしやすさは天然乾燥と同様に刃切れも良く、細かい刻みまで支障なく行える。

田村木材店 ハイブリッド乾燥実証実験風景(2011年8月)